日本鋳造株式会社
NCベースP

NCベースP柱脚検定:プログラムの概要

「NCベースP柱脚検定」プログラムとは

構造設計で算出されたデータを元にNCベースPの耐力検定およびRC基礎柱型部の耐力のチェックを行い、NCベースPの型式選定をサポートするプログラムです。

  • 柱型寸法の変更、鉄筋等の独自設計が可能
  • NCベースPの耐力検定の結果(応力・耐力グラフ、キープラン等)の表示及びRC基礎柱型の設計が可能
  • ブレースによる補正応力を考慮したブレース付柱脚の設計も可能

RC基礎柱型部の設計の考え方に合わせた2つのモードを用意しています

  • 【赤モード】アンカーボルトの定着耐力の確保を確認します
  • 【青モード】RC柱としての耐力の確保を確認します

【動作環境】
対応OS:Microsoft Windows 10 / 8.1※ / 8※ / 7 / Vista SP2以降
※Windows RTは除きます。64bit版については、32bit互換環境(WOW64)で動作します。(Windows はMicrosoft社の商標です。)

利用方法

セットアップが完了するとデスクトップにショートカットアイコンが生成されます。このアイコンをクリックすることで、プログラムが起動します。用途に応じてモードを選択してください。

汎用構造計算プログラム※には、NCベースP情報が組み込まれています ※一部プログラムを除く

汎用構造計算プログラムにより求められた設計用応力を「NCベースP柱脚検定」プログラムにインポートして、実際の設計用応力(存在応力)に対応した設計計算を行います。

汎用構造計算プログラムに「NCベースP」が組み込まれていない、および過去にEXⅡで計算済みのデータの場合

従来商品(NCベースEXⅡ)と「NCベースP」は互換性があります。下記をご参照ください。

汎用構造計算プログラムでの従来商品(NCベースEXⅡ)と「NCベースP」の互換性
  • 「NCベースP」と、従来商品の「NCベースEXⅡ」は、型式が同一の場合、回転剛性と耐力が同じです。
  • 構造設計上の互換性がありますので、汎用構造計算プログラムで「EXⅡ」として計算した構造計算は、「P」として計算した場合と同じ結果になります。
  • 「EXⅡ」として行った計算結果を、「NCベースP 柱脚検定プログラム」へインポートすることにより「P」に変換できます。

各汎用構造計算プログラムの対応状況は「構造計算ソフトのNCベースP情報」を御確認ください。

汎用構造計算プログラムを使用しない場合のサポートプログラムを用意しています

汎用構造計算プログラムを利用しない場合は、構造計算結果をサポートプログラム「インポートデータ作成プログラム」に入力することでご利用いただけます。

追加機能

NCベース柱脚検定プログラムを、「赤1モード」、「赤2モード」、「青モード」にバージョンアップ致しました。

①「赤1モード」の[スタラップ形状の補強筋を使わない]で、アンカーボルトの定着耐力を確保するルーチンを内蔵しました。
② 従来の「赤モード」の機能は、は、「赤2モード」に継承しております。
③「青モード」は、そのまま継承しております。

3種類のモードは、PCの同一画面で切り替えが可能です。

操作マニュアルに追加機能説明箇所にスムーズにアクセスできる「キーワード索引」を追加しました。

青モードで「スターラップ形状の補強筋」を使わない場合の追加機能説明資料を追加しました。