お知らせ

国内最大級の高速二軸試験機が稼動

2003.11.01

阪神淡路大震災以降の橋梁用ゴム支承の普及に合せて、当社は総合支承メーカーとしての体制を確立してきましたが、近年、設計基準が仕様規定型(規格対応)から性能照査型(性能重視)へ移行していく中で、ゴム支承に関しても、耐久性能および安定性能に係わる開発・品質保証が求められるようになってきています。

高速二軸試験機は、これらに応えて、圧縮・せん断の疲労試験と周期・温度・面圧の依存性試験を行うために導入されました。鉛直方向=最大荷重2000KN、ストローク500mmP-P、最大速40mm/sec、水平方向=最大荷重1000KN、ストローク±250mm、最大速度1200mm/secという国内最大級の能力を有しています。
この試験機の導入により、顧客が要求する様々なデータの提供や揺れの激しい地震を想定した試験が可能となりました。

支承を中心とする橋梁機材は、当社エンジニアリング事業部の柱であり、新設の高速二軸試験機および既設の大型二軸試験機を併用した各種の試験により、今後、性能照査型の品質保証を実施していきます。また、機能分離型支承、すべり免震システムなどの新商品開発を強力に推進していき、技術力を背景に、業界が厳しい環境に向かっている中でも売上げの維持・拡大を図っていきます。