お知らせ

令和8年度 日本AM学会「AMフューチャー論文賞」を受賞

2026.9.04

日本鋳造株式会社(本社:神奈川県川崎市)は、2026年9月1日から3日まで開催された「日本AM学会」において、昨年投稿した論文「日本鋳造(株)におけるレーザー溶融式積層造形技術による独自製品のご紹介」が評価され、令和8年度日本AM学会「AMフューチャー論文賞」を受賞いたしました。

一般社団法人 日本Additive Manufacturing学会(日本AM学会・会長:中野 貴由氏(大阪大学教授) は、2025年4月1日に設立され、3Dプリンティングや積層造形技術(AM)を専門に扱う、日本初のAM専門学会であり、産学官および学協会の枠組みを超えた有機的連携を促進し、日本がAMを主導して世界のモノづくりを牽引するとともに、日本の製造業の活性化・強化を図ることを目的としています。

「AMフューチャー論文賞」は、日本AM学会誌「AMフューチャー」に掲載された論文のうち、「AM(積層造形)およびその関連分野の学術、ならびに科学技術の振興に顕著な貢献をした論文」が選考・表彰の対象となり、審査では、AM技術における学術的な新奇性・深化、あるいは産業・科学技術への具体的な貢献度・実用性が重要な評価基準となります。

このたび、昨年9月に投稿した「日本鋳造(株)におけるレーザー溶融式積層造形技術による独自製品のご紹介」が受賞論文となった。著者は3Dプリンター活用推進チームの大山伸幸氏と蓮見侑士氏。3Dプリンターにより三次元積層造形された製品が、強度や剛性、延性などの面で鋳造品に比べ高い特性を持つことなどを証明した。さらに、論文では、低熱膨張合金「LEX®」で三次元積層造形した製品が鋳造品に比べ、強度や剛性、延性などの面で優れた特性を有し、またスーパーインバー合金のようにコバルトを添加しなくても優れた低熱膨張性を発揮することなどが実験を通じて明らかになったと紹介(特許第6754027号・第6592222号など数件権利化)。その理由は、積層造形時の急速冷却による結晶粒の微細化が関係している可能性があるとした。また、低炭素鋼(S20C)で三次元積層造形した結果、こちらも鋳造品より金属組織が微細化され、高強度で高延性の物性を示すと確認したことが表彰対象(特許第7699740号・第7749160号などで数件特許権利化済)となった。

当社では、今後も少子高齢化による熟練技能者の不足や製品の競争力向上を目的として、新たな技術開発と需要の開拓を図り、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

〈本件に関するお問い合わせ先〉
日本鋳造株式会社 3Dプリンター活用推進チーム TEL 070 (3269) 9705

図1   日本AM学会 授賞式の写真

図2  日本AM学会 論文賞